知れば知る程に広い北海道。
函館~札幌間を結ぶ経路は、電車、高速バス、飛行機…。
出来ればバスで行きたいと日和ったことも考えましたが、(バスなら5時間くらいで着くのです
土曜の日中便じゃ当日にとれる訳も無く。
そもそも何の旅行で来てるんだって話です。
『線路は続くよ、どこまでも』を実感しに来たんじゃないか。
函館 10:57発
↓
森 12:21着 13:46発
↓
長万部 14:58着 15:26発
↓
東室蘭 16:55着 16:58発
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苫小牧 18:09着 18:16発
↓
南千歳 18:37着 18:48発
↓
札幌 19:22着
所要時間8時間25分(乗車時間6時間11分)
今見てもオエッとなりますね。
この日もとてつもなく天気がよく。
ボックス席も空いていて、太平洋をぼーっと眺め。
1つ目の乗り換え駅の森駅。
ここで1時間半ほど空くので昼飯を食べておかないとなりません。
この駅はいかめしで有名な駅。けど、ここのは何度も食べてるのでパスかな。
北海道でまだラーメン食べてないし、
ネットをみても地元の方々からの支持が高そうなこちらに。
塩ラーメン
内装はよくある赤いカウンターの町の中華屋ルック。
近所のパートのおばちゃん方でしょうか、高校生の子も混じって楽しげです。
白髪の方が大将ね。はいはい。
味噌か迷ったけどここはまだ函館本線内だから、塩か・・・。
前客も少なかったのですぐに着丼。
熱いから気をつけてねー!とおかみ。
目の前の水場にいた大将も、すごく熱いですからね。と。
大将良い声だな・・・。二重声掛けになってるけど、誰が掛けるかで違うよなぁ。
いや、あっつ!めっちゃウマいじゃないすか!
熱いわマジで。熱さで暴力的に感じますが味は優しい塩。甘みは野菜由来か。
いや、麺もいいよ。昔っぽい締まったチャーシューもいい。
でもなんだろうなー、多分ここで食べなかったら同じようには感じないんだろうな。
というのも、大将を含めパートの方々の接客が本当に気持ち良くてですね。
常連さんがくれば世間話は当たり前、僕のような初見の人にもフレンドリー且つ丁寧に。
帰り際のお客さんには大将が必ず手を止めて声をかけているのもすごくいい。
こんなって言ったら本当に失礼ですが、こんな所で接客業の形を再認識させてもらえるとは思ってなかったです。
声のトーンも皆さん揃っていい感じだし。高校生バイトの子も。これは環境による所でしょう。
どんなに美味しく混んでても、がっかりする事が多いこの頃。
良いお店だなぁと素直に思えて、また来たいなぁと思いました。
いつになるかわかりませんがその時まで在り続けて欲しいです。
余韻に後ろ髪を引かれながら、電車に乗り込み。
いよいよ、ここから先は1両車に。
長万部
そして日本一の秘境駅という小幌駅を通過!
全く前知識なかったのですが、この駅に到着した瞬間に社内がにわかに沸き始め。
立ち上がり写真を撮りまくる鉄ちゃんの皆様!
流れに乗ってひとまず撮りました。
駅周辺に住民がいない、山海に囲まれた陸の孤島等々。
気になった方は小幌 秘境で検索!
で、この日のメインイベント。
東室蘭駅 16:55着!16:58発!
乗り換えに3分。失敗は許されない。
高まる緊張感と駅の構造の確認。
焦りはしましたが思いの外すんなり接続できてよかったです。
この先は電車の車両も増え、地元の高校生達と一緒に移動して行くような感じでした。
南千歳駅で逆方面に乗ってしまい終わったと思ったけど、終わらなかったのでよかったです。
札幌着。感無量。
専門時代の友人のサロンで髪を切ってもらい。
後輩も隣のサロンで働いていて久しぶりに会えて嬉しい誤算でした。
予約してくれていた、ひげのうし。
ニセコで食べたジンギスカンも美味しかったですが、ここもめーっちゃうまかったです。
ニッカの前で写真が撮りたいという目標も達成。
友人宅にお世話になることになり。本当にありがとう。
ここまで長かった…。
本当だったらもっと札幌でゆっくりしたい。
でも、飛行機は明日の9:00発しかとれなかったん…。
起きたらすぐ新千歳空港に向かわないと。
ああ、旅が終わる。
本八戸を早めに出て陸奥湊まで朝ご飯を食べに行きました。
平目の漬け丼はタレとたまごの絡みが絶品な感じでしたね。
駅の目の前に市場があるのでそこでも自分で色々買って海鮮丼ができるようです。
沢山の人で賑わってました。大人数での旅行だったらシェア出来て楽しそうです。
場内のお母さん達はご飯を店先で食べながら仕事をしていました。
3時とかから開いてるのでそりゃそうだよなと。
この日の最終目的地は函館でしたが、青森駅前も見てまわりたかったので早めに向かいます。
陸奥湊 8:34発
↓
青森 10:27着
まずはねぶたの家ワ・ラッセに行きました。
妖術師 滝夜叉姫
赤沼伝説
ウルトラセブン
ねぶたの歴史や、作り方などの資料ブースと、
今年のねぶた祭で賞をとったねぶたがいくつも展示されていてものすごい迫力。
神話とか陰陽術とかそういうの好きなのでバックストーリーも楽しめました。
太鼓もたたけたり色々と気分が盛り上がる施設で、是非本当のお祭りも是非観に来たいなぁと思いました。
すぐ近くにあるA-FACTORYはシードルの飲み比べなどもできる施設で、
お土産もここでほぼ揃うのではないでしょうか?
写真がCGのように見えますがこれくらい天気がよかったわけです。
湾岸エリアなので気持ちいいですね。
近隣をふらふらしながら、おさない食堂でほたて貝焼きみそを。
ほたての身や、肝やらごろごろ入って卵とじになってるものでした。
そろそろ北海道新幹線に乗り継ぐ為に新青森へ向かいましょう。
青森 15:06
↓
新青森 15:11 北海道新幹線はやぶさ
↓
新函館北斗 16:34 はこだてライナー
↓
函館 17:05
北海道&東日本パスは追加料金を払うと新青森~函館間の新幹線に乗れます。
初の青函トンネルでしたが、
今入りましたー!というアナウンスがあったくらいでずっとトンネルでした。(当たり前ですね
あっという間に北海道に上陸して、右手に函館山が見えます!とのアナウンス。
こういうの良いですね。長野行きの新幹線でもなんかやればいいのにと思いました。
ここの新幹線移動は本当に一瞬で、いかに便利な物なのかが良くわかりました。
はこだてライナーに乗り継ぎ函館駅へ。
2度目の函館なので割と土地勘残ってました。
夕暮れの八幡坂に行き、
ベイエリアをふらつき、
チェックインしてから、
やっぱりラッキーピエロへ!ラッピ!
チャイニーズチキンバーガー最高!ラキポテ最高!
ベイエリアの夜景を一人眺めながら、明日どうするか…いつ帰る…?
札幌まで友人に会いに行きたい、在来線で?バスで?
函館から飛行機で東京に帰る?
青森までまた新幹線で戻って同じルートでパスの期限ぎりぎりで帰るか?
せっかくだから日本海側を通って?
どうする?
この先二度と同じ事ができるとは限らない。
行けるとこまで行ってきまーす!と言って出た旅行だろがい。
なら答えは出とるばい。
目指すは札幌。
松島行きを決め、昼過ぎの一ノ関行きに乗れれば夜には本八戸。
この旅行の2つ目のチェックポイントの青森も目の前です。
ズンダってこんな味するんね・・・。
仙台
↓
松島
ここは27分くらいだったはずです。
松島海岸という駅が最寄りっぽかったのですが、
乗り換え等の関係で松島駅の方がいいかなぁと1つ目の失敗。
この日からサロンの方は営業が始まってまして、
今頃・・・とか考えていたらスタッフからラインが入り。
その中身に動揺して返信しようとしている時が丁度松島駅でした。
ドアが閉まりますのアナウンスで我にかえった時はもう閉まり始めのタイミング。
今すぐ立ち上がって走れば間に合うかなー、でももういいや次の駅で降りよう。2つ目の失敗。
1駅先の愛宕駅に降りた瞬間に降りておかなきゃダメだったと悟りました。
地図で確認してまぁ歩けなくもないか!時間に余裕みといてよかった!
と言い聞かせながらも雨が降り始め。傘も無くひたすら海岸沿いを目指します。
駅の写真撮らなきゃいけなかったのに無いのはお察し下さい。
40分くらい歩いてようやく松島到着です。
ああここが日本三景の松島か!
・・・晴れてたらよかったのにな!
またいつかリベンジしたいと思います。
遊覧船でも乗りたかったのですが、タイムロスが思いの外きいてましてちょい無理そう。
ここらから夜まで移動になるのでひとまずメシは食べたい。
近くのさかな市場で牡蠣飯をいただきました。
松島駅にむけて歩き始めるとまた雨が。
さっきより本降りになってきましたが、傘はありません。
間に合わなかったらもう本八戸には着かない。
焦りのなか汗と雨でびちょびちょになりながら無事間に合いました。
松島 13:09発
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小牛田 13:43発
↓
一ノ関 14:43発
↓
盛岡 17:04発
↓
八戸 18:51着
一ノ関には4年程前に1度泊まった事があり、
ちょうどこのホームから3番線の大船渡線で気仙沼まで行きました。
奇跡的な出会いがあって一本松まで連れて行っていただいたり、仮設住宅を見させていただいたりと・・・
色々と思い出深いホームを経由して今回は2番線に乗りました。
盛岡
↓
八戸
この区間はJRではなく、いわて銀河鉄道と青い森鉄道という私鉄に乗りました。
時間的にも学生さんがすごく多く、生活の足なんだなぁとか思いながら乗っているとどんどん周りは森に。
携帯の電波も圏外になるタイミングが増え、学生さんも減ったり増えたり。
地元の長野電鉄を彷佛とさせられながら外を眺めていたら、1人の同い年くらいの外人のイケメンが乗り込んできました。
バックパックのサイズからして長期滞在かキャンパーか・・・?と思っていたら、
地元の高校生がどんちゃんやり始めた時に丁度目が合い思わず苦笑い。
八戸駅でお互いに降りたので、話しかけました。
宮 どっから来たの?
外 チェコから!
宮 どれくらい日本には滞在してるの?初めて?
外 初めてだよ!3ヶ月滞在する。今はちょうど真ん中くらい。
宮 ほえー、ええやん。他はどこいったん?
外 新千歳から札幌行ってそこから今青森、帰りは長崎から???に乗り継いでプラハ。
宮 わいは明日函館まで行ってその後札幌行く予定よ!
外 北海道よかったで!
宮 函館は2回目やねん。いいとこやよな。地元は長野やねん知ってるか?
外 知っとるで!長野オリンピックのときチェコのホッケーチームが優勝したからね!
宮 それは知らんけど、観に行った事はあるで。(選手?なわけないか・・・
外 あとは長野はモンキーがホットスプリングに浸かる場所行った事あるで!
宮 スノーモンキーやな!地獄谷温泉って場所やそこは。
外 今日はどこまで行くんや?
宮 今日は本八戸までやで。君は?
外 三沢まで行くで!
ということで方向が全く逆なことが判明し、乗り換え時間も迫って参りました。
宮 東京に来る事あったら寄ってや(名刺ダシー
外 おお、また行く事あったら行くわ。東京は大きな街だよねぇ。
宮 本当にね。(チェコの美容師事情聞きてー
外 これあげるよ!
宮 ありがとう!プラハは綺麗なとこなんやなぁ。
外 せやで!いいとこなんや。
宮 いつか行ってみたいよ!
外 是非来てみてやー!
宮 そろそろ行くわ!気をつけて行くんやで!
外 そちらも楽しんで!サヨナラ!
つたない英語でもなんとなく通じた気がします。
まぁこんなような事を言ってたわなくらいで書いてますのでそれくらいで読んで下さい。
イケメンと別れてJRに乗り換え、本八戸へ。
吉田類の酒場放浪記にもでてきたというばんやへ。
車海老が半端なくおいしかったです・・・。
カウンターのおじさんとも打ち解けられよかったです。
みろく横町は面白そうだったけどパス!
ひとまず今日は歩き疲れた。
明日は陸奥湊に寄りたい。
早く寝よう。
明日の今頃は函館だ。
今日中に仙台に入り、できることなら牛タンにありつきたい・・・。
ということを考えながら朝風呂に浸かり。
友人の運転で大内宿へ。
30軒程の茅葺き屋根の民家。
民家!人住んでるし、結構生活感でてる!
きっと晴れていたらもっと気持ちよいのでしょう。
小雨降りしきる中をラムネをいただきました。
ねぎそばは高らかにパスです。
会津若松城!鶴ヶ城!写真なし!
遠目にも見えたので今回はパス。
こんなの見つけてしまったからです。
地方の県立博物館も結構面白いんですよね。
後はちょっと見覚えがある子がいたので・・・
チンタオサウルスの全身復元模型。
いつだ?どこで・・・?
2011年の震災時に頭骨が落下、その後クラウドファウンディングで修繕。
恐竜博2016の時に展示されました。
・・・!!
科博でやったスピノサウルスの復元図が変わったよ!のときにこの子と会ってる!
やっぱりねー、久しぶりですねー。
恐竜博とかは基本的に国内外の博物館の展示、貯蔵されている物を一堂に集められて開催されます。
なので、やぁまた君か。ってパターンは多いんですね。
アマルガサウルスがみたくて群馬まで行ったこともありますし。行けば会える。
常設展示はどちらかというと民俗寄りの展示が多かったですが、ボリュームは十分ありました。
何より、かのフタバスズキリュウが発掘されたのは福島のいわきなのです。
科博などではみれないような距離で産状化石もみれて満足でした。
思わぬ再会にほくほくしながら、会津といったらソーツカツ丼ッショとのことで。
めでたいやさんに。
後半やばかったですが、なんとかなりました。
ちなみに我が地元の長野の駒ヶ根もソースカツ丼推しです。
腹ごしらえをして福島駅までドライブです。
もう10年来の友人になりますが、
懐かしい話やら近頃のトレンドの話やら尽きないものですね。
長い事運転してくれて本当に助かりました。
ありがとうございました。
と、いうわけで福島編はここまで!
福島 17:35発
↓
仙台 18:58着
在来線で1時間23分
ノルマクリアです。
仙台が地元の知人におすすめ牛タンを聞き込み。
めっちゃ雨の中並んでました。
ねぎしもすごく好きなんですが、なんか違う気がしましたねー。
テールスープが指をやけどするくらい熱かったのがまたポイントですね。
この日はアーケード内にあるカプセルホテルに泊まりました。
初カプセルホテルでしたが、大浴場があったり、漫画があったりでとても快適でした。
松島に寄るか、スルーしてなんとか青森まで頑張るか、盛岡までだったらまだ楽そうだな・・・。
地図と時刻表を延々と眺め続けて、松島は寄る!んで、昼過ぎに出れば夜には八戸につく!
これで行こうと乗り換え表をスクショに撮り、地図上でルートを反復してから眠りにつきました。
僕は旅行先の興味がある所とルート、距離感は徹底的に確認するようにしています。
が、どんなに下調べしていても見ないと行かないとわからない!そう思います。
旅行は予定通りにはいかないのが楽しくもあり、泣きをみることにもなるということ・・・。
次回!松島は曇り!愛宕は雨!
お楽しみにー。